【VRC 血流制限トレーニング】血流制限トレーニングとはそもそもどんなもの?

あなたは血流制限トレーニングというのをご存知でしょうか?

最も有名なものとして、加圧と言えば多くの方が分かると思います。
これは、腕や脚の付け根をベルトやカフで一定の圧力で圧迫して、血液を貯めた状態で行うトレーニングで、軽い負荷で高負荷のトレーニングをした時と同じような効果があると、多くのエビデンスが出ているトレーニング法です。

もともと日本で最初に研究が行われて、広まった方法ですが、最近では、アメリカなどでも研究が進んでいて、国際的にも注目を集めています。

現在、いくつかの団体や方法がありますが、VRCとは血流制限トレーニングの一つです。

VRCトレーニングと通常のトレーニングでの違いは、通常のトレーニングでは、一般的に最大1回あげられる重さの70%ぐらいの重さで、8~10回を全力でできるぐらいが、筋肉を発達させるのに最適だと言われています。

これは、筋肉に強い負荷を与えて破壊、傷つけて回復させ、以前と同じ負荷を与えられても大丈夫なように、より強い筋肉を作り出させて、負荷に適応させるトレーニングです。

かなりの高重量、高負荷が必要で、集中力やトレーニングのモチベーションも高くないと、なかなかできません。

特に男性であれば、好きな方もいますが、女性や高齢者の方だと強い負荷をかければ、怪我をする可能性も高くなります。

しかし、VRCトレーニングは血液を貯めた状態でトレーニングをすることで、脳にハードトレーニングをしたと思いこませて、軽い重さでも効果を出すことができます。

個人差はありますが、大体、最大の重さの20%ぐらいの重さでも効果があると言われています。
筋肉を破壊するトレーニングではなく、重さも軽くて済むので、安全に効果的なトレーニングができます。

ではなぜ、そんな効果があるのでしょう?

それは、VRCトレーニングとは、ホルモンの分泌によって筋肉を発達させるためです。

腕、脚の付け根を適度に圧迫すると、軽い酸欠状態になるとともに、血液が筋肉に溜まります。

その血液と一緒に乳酸が筋肉の中にたまり、乳酸が筋肉内に多くなると、ハードトレーニングをしたと脳が思い込むためです。

乳酸とは一般的によく、疲労物質と言われますが、この乳酸の量が筋肉の疲労の一つの目安になります。

筋肉が疲労したり、傷ついたりすれば、身体は早く修復しようとして、大脳から修復させるために成長ホルモンを大量に分泌させる命令を出します。。

この成長ホルモンには筋肉を成長させたり、脂肪を燃焼させたり、肌をきめ細かくする働きがあります。

なので、適度な圧力で一部の血管を締めることで、血液が心臓の方向へ戻っていくのを制限して、血液と共に乳酸を逃がさないようにします。

この血流制限トレーニングでは、軽いトレーニングでも、血液がドンドン溜まっていき、乳酸が発生するので、脂肪燃焼や筋力アップに効果があり、受ける側のお客さんに負担が少なく、続けやすいトレーニングになります。

トレーニングが嫌いだったり、細かいフォームの指導などが、すぐに覚えられない方にも、早い段階でトレーニングの効果が出るため、女性に特に人気があります。

また、手になにも持たない状態でもトレーニング効果がでるため、病院や治療院などでのリハビリ目的でもよく利用するところが増えています。

しかし、この血流制限トレーニングでは、血管を締めるため強すぎると身体の奥にある動脈まで締めてしまい、血栓が発生するリスクや場合によっては神経を強く圧迫してしまい、危険とされることもあります。

そのため、現在ある血流制限トレーニングのほとんどが、事故を防ぐため、厳密に技術の習得と理論の勉強を徹底して、試験のある資格制度になっています。

実際に、血流制限の度合いを見極めるには、締める技術、血流制限の具合を見る技術、お客さんへの問診などを行い、一定期間以上の練習や経験が必要です。

しかし、経験値や判断ミスなどにより、事故につながる可能性は残ってしまいます。

かと言って、あまりにも締めるのが緩いと効果は大幅に下がります。

これを解決するために、装置などで定量的にその人の最適な血流制限具合を計るものが必要とされ、VRCは開発されました。